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代表あいさつ

大阪山本速算会 会長 大西 信二

そろばんは「能力開発教具」であり、
青少年の人格形成にも役立つ要素をもっています

私達の大阪山本速算会は、本年1月で創立74周年を迎えることになりました。

1949年1月、山本恵一先生、川口廣己先生、三宅泰先生により設立し、大阪府下の珠算教育団体として各種珠算事業を推進して参りました。中でも珠算競技会の開催、有段者資格認定試験の施行、会報「算友」発行等、創設以来、毎年、各事業を推進して参りました。

お陰をもちまして、日本商工会議所の珠算能力検定試験1級合格者2000名を始め、多数の優秀な珠算有段者を育成し、優秀な人材を社会に送り出すことができました。

現在のそろばん学習は、嘗ての昭和時代までのそろばん学習と大きく異なりました。20世紀でのそろばん学習は、そろばんが唯、「計算教具」として評価を受けていましたが、現代のそろばん学習は「能力開発教具」として、様々な能力の育成と共に精神力を養成するものとして評価を受けるようになりました。

昔も今も、そろばんで計算方法を学び、反復練習により、計数技能を高めることは同じですが、現在の珠算教室での指導方法や練習方法などにおいて大きく変わってきました。

しかし、現在のそろばん学習から得られる最大のメリットは、圧倒的に正しく速く「計算する能力」ですが、その計算能力だけでなく物事を正しく「速く処理できる能力」の養成です。

一例として、みなさんが学校での各教科の学習を正確に速く行ったり、家庭での学校の宿題を速く正確に行うことができる能力を育成します。これが、将来大人になって、会社での仕事の業務を正確に迅速に行える能力につながります。それを一般には「処理能力」と言いますが、そろばん学習での反復練習により、その処理能力を高めることができ、あらゆる分野においても優位性を発揮できる基盤を作ることになりましょう。

その処理能力を伸ばす過程に於いて、集中力やまた、継続して反復練習を行うことにより、人間が生きて行くには必要な忍耐力などが養われるのです。

さらに、そろばん学習に於いて自然と養われる暗算力は、頭の働きによいことも大脳生理学の研究が進み、明らかになりました。そろばん珠を右脳に浮かべて計算する珠算式暗算は、右脳の働きを活発にし、人間として必要な、「創造する力」や「他人を思いやる情緒感」など、人格形成にも通じるものとしても評価を受けています。

数に興味を持つ幼稚園年長児や小学入学時のみなさんから「そろばん学習」を始められ、数感覚とともに脳力開発として珠算式暗算力を修得され、前頭前野を鍛えてて人間力を養い、将来の日本を担う人材に育成されますことを願っております。

((一社)日本珠算連盟 元常任理事)

※下記の画像をクリックすると、拡大画像をご覧いただけます。

【令和6年9月13日 朝日テレビ「news おかえり」で放送されました。】

浪速少年院珠算指導の模様が放映されました。(放送された動画はこちら)

【令和5年8月21日 読売新聞 に掲載されました。】

【令和5年1月号 寝屋川市広報誌「ひと物語」に掲載されました。】

【令和2年2月7日 大阪日日新聞に掲載されました。】

【平成31年2月24日 大阪日日新聞に掲載されました。】

【平成30年3月21日 関西テレビ「よ~いドン!」で放送されました。】

元オリンピック選手の織田信成さんの訪問でフラッシュ暗算などを披露しました。

【平成29年1月14日 大阪日日新聞に掲載されました。】

【平成28年12月28日 大阪日日新聞に掲載されました。】

【平成27年12月11日 大阪日日新聞に掲載されました。】

【平成27年11月25日 大阪日日新聞に掲載されました。】

※上記の画像をクリックすると、拡大画像をご覧いただけます。

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